トリプルファイヤー鳥居氏のブログが面白い

トリプルファイヤーというバンドが日本にある。インディーズだがまあまあ有名だと思う。

このバンドのすごいのはリズムがかなり複雑な点である。素人なので詳しいことはよくわからないが、アフロビートの影響とかを感じる。というか、この間フェラ・クティを聴いたら「トリプルファイヤーじゃん」と思ってしまった。ともかく日本のバンドとは思えない。

作曲者としてそのリズムの構築をしているのが鳥居真道氏である。

私はローリングストーン誌での連載などを読んで、この人は相当な学究肌だなと思っていた。

この2年くらいトリプルファイヤーはぜんぜん聴いていなかったのだが、最近また聴きたくなった。

私見では、トリプルファイヤーは真夏にエアコンの効いた部屋で「ああだるいなあ」などと言いながらダラダラと作業するときに流すのが最適である。


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まあそんなわけで、鳥居氏のことも再び思い出した。調べてみると、noteに結構な頻度で日記を連載している。

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これがめちゃくちゃ面白い。

まず鳥居氏は、相当本を読んでいる。実際に本を読んだ感想もよく書いているし、なにより文体に本をちゃんと読んでいることがにじみ出ている。本を読む人の文体なのである。これだけ言えば、文章が非常に読みやすくて、充実していることは察せられるだろう。

ラインナップもグレーバーの『負債論』とか左派の反緊縮本とか、いわゆるところのインテリ、あるいは市民社会の構成員としての「市民」に求められる教養、みたいなところをひとわたりカバーしている感じで、こんな人がまだ日本にいたのかと感動してしまった。

私は課金して全記事読もうとしている最中である。

最後に最近のライブ映像を貼る。一度くらいはライブを体感したい。鳥居氏はギターの人。


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