追悼・立花隆

立花隆が亡くなったらしい。

立花隆といえば、私にとってはまず第一に「近所のおじさん」である。彼の自宅兼事務所、通称猫ビルは実家の近くにあったので、彼をよく目撃したのである。

とくに朝、学校に行くときに、近所の駅ビルのパン屋でパンを買って帰る途中の立花氏とすれ違うことが多かった。取材用のベージュ色のベストを着て、若干猫背で歩く背の低い彼の面影がいま私の脳裏に浮かんでいる。

もちろん彼の著作も楽しく読んできた。

近日中に『中核対革マル』を読み返して哀悼の意を表したい。