山崎豊子

今日は,授業の課題を少し手直ししたほかは静養につとめた(さぼっていた)。何をしていたかというと,Kindleで『華麗なる一族』を読んでいた。先日,『白い巨塔』を読んでから山崎豊子熱が再燃し,巻を措く能わずという状態が続いている。

山崎豊子は新聞記者をやっていただけあって簡明な文体で書くのだが,やけに句点が多く,それが独特なリズムを生んでおり,一度ハマると虜になる。

白い巨塔』も『華麗なる一族』も先に映像を見てから本を読んだので,らくに映像を頭に思い浮かべることができた。

白い巨塔』は,2017年ごろ1978年のドラマ版が全話,YouTubeにアップロードされており,そのときに三日がかりで全話観た。今は消されている模様だが,断片的な映像クリップが上がっている。


小松方正・井上孝雄・戸浦六宏・金子信雄

皆,声がよくてたまりませんなあ。

華麗なる一族』は1974年に山本薩夫が撮っている。2016年ごろみた記憶がある。主役の銀行頭取は佐分利信。政官財のドロドロの人間関係がおもしろい。福田赳夫っぽい大蔵大臣役の小沢栄太郎(確かに雰囲気が似ている),佐分利と裏で手を握ってるライバル銀行の西村晃,ちょっとだけ出てくる滝沢修中村伸郎なんかが印象に残っている。

Amazonとかで配信してないみたいなのでDVD買ってみなおすことにした。たのしみ。日本映画全盛期は50年代というけど,この時代の松竹・東宝のこういうやや大味なカラー映画も見ごたえあると思いますな。同じくヤマサツ監督の『金環食』『不毛地帯』など同系列のもあるし,『犬神家』シリーズとか,『砂の器』はじめ野村芳太郎作品とか。

しかしこの方面の探求は本業に差し支えが出ない程度にしておかねば。